専務手記
我が社の宝物。
2012.02.22
この写真は今から約75年前、昭和13年の当社の写真です。
場所は霧島市隼人町浜ノ市。車を停車させている道路は現在の国道10号線です。
中央付近の和服姿で立っている男性が初代・中村庄之助。
その右後方で壁に寄り掛かっている手前側の男性が2代目・中村繁。(と聞いています)
タクシーで使っていたのはT型フォードとシボレー。
一番奥には貨物トラックも見てとれます。
看板もばっちり「ーシクタ村中」と読めます。
すごいですよね。この写真は当社の宝物です。
ホームページの会社概要にも載せてありますし、会社の事務所にも飾ってあります。
昭和13年とは、調べてみると日中戦争の最中。日独伊三国軍事同盟が結ばれた年。
また国家総動員法が施行された年でもあるようです。
企業で調べると、お菓子メーカーの不二家。電気メーカーのパイオニアなどが設立された年
のようです。(参考:昭和12年・松竹、三菱地所、トヨタ自動車。昭和14年:東芝など)
この写真を見る度に気持ちが引き締まる思いがします。
ただ、いろんな疑問が頭に浮かびます。
まず、車はどこで買ったんだろう? 車屋さんもないでしょうし、外車なんて
鹿児島県の片田舎にどうやって輸入したのか・・・。
車の手入れや修理はどうしてたのかなぁ?料金体系はどうだったのかなぁ?
そもそも、お客さんっていたのかなぁ???笑
色々とクエスチョンマークが出てきます。
しかし、それらの項目をクリアしていたわけですよね。
当時の車が一台でも残っていれば色んな企画もできたかもしれませんね!
(維持管理が大変でしょうが(^_^;))
この一枚を見ると、歴史の重みを感じ、今迄ご利用いただいてきたお客様への
感謝の気持ちを感じ、以前より当社を支えてくださってきた社員さん達にも感謝の気持ちを
感じずにはいられません。
そんな大切な事を改めて気付かせてくれる大事な一枚です。
以上、当社の宝物の紹介でした!(^.^)/~~~