専務手記
霧島探検 Episode4
2012.05.29
さて、今回は霧島探検の第4回目!
霧島七不思議の最後の砦・・・「文字岩」をご紹介したいと思います!
前回までにご紹介した霧島の七不思議の内で、亀石や風穴などをご存知の方はわりと多く、
実際に観光案内などで紹介するケースも多いようです。
また、霧島神宮の敷地内にある事からお気軽に見学する事が出来ます。
しかし!! 今回のテーマの文字岩なのですが、
地元にお住まいの方やタクシーの乗務員さん達でも、
存在は知っているけど実際に行った事はない!って方が
多いのではと思います。
何故ならば・・・すごい山奥にあるのです。
まず文字岩の説明を簡単にさせていただくと、山奥の大きな岩に割れ目があり、
その割れ目の中をよ~く覗いてみると、梵字(サンスクリット語)の文字が書いてあるそうです。
人間の手では決して書く事ができないような狭い隙間だそうです。
言い伝えによると、
昔々、霧島には松助と言う、字の読み書きができない男がいて、
本人はその事をすごく恥ずかしく思っていた。
ある日、いつもの畑仕事からの帰り道、霧島神社の近くに差し掛かった所で
どこからか声が聞こえてきた。
「松助、よく聞きなさい。霧島神社の先の山の中に大きな岩があるから、そこに行きなさい。」
松助は半信半疑ではあったが、言われるままに岩を探しに行った。
教えられた道を進んで行くと、やがて大きな一枚岩があり、
その岩にはびっしりと文字が書かれてあった。
しばらくすると、また声が聞こえてきて
「この岩には千の文字が書いてある。お前はこれを覚えなさい。」
と、言われたそうな。
場所を説明するなら、神話の里公園とさくらさくら温泉の間に入口があります。
道路沿いに看板があり、途中まで車で行く事ができます。
数百メートル、一本道を進んで行くと、何やら看板が。
駐車場は無さそうなので、路肩に車を停め、
看板の指示するまま、進んで行く事に・・・。
まずは木や岩で作られた階段がしばらく続きます。
すでにこの地点で運動不足の僕は息が荒くなってきました・・・。
しばらくすると、階段が終わり、山道になります。
この道を、ゼェゼェ言いながら進んで行くと、
山道すらなくなり、獣道のような状態に。
「文字岩→」って書いてありますが・・・どこ通るの??汗
道なき道を進み続け、足腰はフラフラ。
疲れがピークになり、頭がボ~っとしてきた頃、
?!
この岩か?!
確かに隙間がある!!!
蓄積されていた疲労も一気に吹き飛び、高まる期待を抑えながら、
少年のように無我夢中で覗きこみました!!!
・・・?
・・・・・・?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・????
ひょっとして・・・このシワみたいなやつかな?
いや、それとも違う岩なのかな。
でも、周りにはそれらしき岩はないよなぁ~
・・・・う~ん。
荒い息遣い。
額を走る、大量の汗。
頬を流れる、一滴の涙。(笑)
画像は撮ったのですが、暗過ぎて上手く写らず。
僕に梵字の知識があればはっきり分かったのかなぁ・・・。
皆さん、是非、ご自分の目で確認してみて下さい!!!笑 (^-^)
(横から見た文字岩です。)
七不思議の内の最後の不思議は、
苦労してたどりついた文字岩が
文字には見えなかったと言う不思議で幕を閉じました。(^_^;)
(あくまで私個人の見解ですが・・・)
次回は梵字を勉強してから行こうかな。
今回は長文でしたが、最後までご愛読有難うございました!
今後も霧島探検をアップしますので、宜しくお願いします!(^-^)
※ 文字岩を見に行かれる際には、運動服に運動靴をお薦め致します。